ススキノキ科・ヒガンバナ科・ラン科

キジカクシ目

  ススキノキ科(ヘメロカリス・ステラデオロ)

  ヒガンバナ科(ハナニラ、アリウム・ギガンチューム、ノビル、スノーフレーク、キクラミネウススイセン、

         タイハイスイセン、タゼッタスイセン、キブサスイセン、ラッパスイセン)

  ラン科(シラン)


ヘメロカリス・ステラデオロ(Hemerocallis Stella de Oro)

<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属>

2013/5/30             2013/5/30             2013/6/11

ススキノキ科・ワスレグサ属の多年草で、ヨーロッバで品種改良された園芸品種。

元は、日本に自生しているキスゲやカンゾウなどとされている。

本種は、ヘメロカリス種のなかでも珍しい、春~秋の四季咲き性のわい性種である。

やさしい花色は和洋どちらの雰囲気にもよく合う。

性質は非常に強健で、日当たりの良い場所を好む。

草丈は30~50cmで、ヘメロカリスの仲間では小型種である。

花期は5月~10月で、直径8cm前後の黄色い花を次々と咲かせるが、花は1日花である。

 

5/30 多摩川に行く途中の公園などで見かけるのですが、品種が特定できませんでした。

見た目で、ワスレグサ属の花と分かるのですが、日本の自生種に一致するものはありません。

園芸品種も調べてみたのですが、探し切れませんでした。

6/11 6月に入っても花は咲き続けています。ただ、大きなアブラムシがたくさん付いていました。

2014/3/28             2014/5/20             2014/5/20

3/28 春、今年も新芽がたくさん出てきました。

5/20 花茎がたくさん伸び出してきて、ツボミも大きく膨らんできました。

 

約2年間、品種名不明のままでしたが、2015年7月、偶然、本種と判明しました。

別の調べ物をしていて、ヘメロカリスの写真を見て、本種と気付いたのです。

そして、花の形状や特徴などから、本種、ヘメロカリス・ステラデオロと分かりました。


ハナニラ(Ipheion uniflorum Raf.)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ネギ亜科・ギリエシア連・ハナニラ属>

ヒガンバナ科ハナニラ属に属する多年草で、アルゼンチン原産の帰化植物。

花の形からベツレヘムの星の別名がある。

日本へは明治時代に園芸植物として移入され、逸出して野生化している。

葉にはニラのようなにおいがあり、これが和名の由来である。

草丈は10~20cmで、鱗茎から長さ10~25cmのニラに似た葉を数個出す。

花期は3月~4月で、鱗茎から数本の花茎を出し、直径3cm前後の花を単生する。

花は白色~淡紫色の6花弁で、花弁の中央に紫色の筋が目立つ。

オシベは6個あるが、3個は花糸が長く、3個は花糸が短い。

開花を含めて、春季のみ地上に現れる。

ニラとは同じヒガンバナ科であるが属が異なり、有毒植物である。

ニラの花(蕾)を野菜の「花にら」として販売しているが、別物なので混同しないこと。

 

2012/4/5

春になると花壇や道端など、あちこちで見かける花の1つです。

この春の一時期だけ、葉や花を見ることができ、その後は地上部は消えてしまいます。

はじめ、名前が分からなかったのですが、ニラの花を調べていて、気が付きました。

花色は、ほとんどは白っぽい薄紫ですが、たまに色の濃いものも見かけます。

2013/3/14

多摩川の土手で、1ヶ所、ハナニラが花を咲かせている所がありました。

誰かが植えたわけではなさそうですが、人手で持ち込まれたものと思われます。


アリウム・ギガンチューム(Allium giganteum)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ネギ亜科・ネギ連・ネギ属>

ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、ヨーロッパ、アジア、地中海沿岸が原産地。

観賞用の1m以上になる大型のネギ属で、球根も直径20cm前後になる。

冬から春にかけて高さ25cm前後に葉が茂り、花が咲くころには根元の葉は枯れる。

葉は、ロゼット状に付き、長さは30~45cmの帯ひも状で、灰緑色。

花期は5月~6月で、花茎の先に紅紫色の小さな花が密集した直径10~20cmの花序を付ける。

小花には、外花被片と内花被片が各々3個あり、内花被片が若干小さい。

オシベは6個あり、葯は黄褐色で裂開すると淡紫色になる。子房は3室になっている。

 

2014/5/30

毎年、道路脇の公園で、この頃に目を楽しませてくれていた大きなネギ坊主です。

長い花茎の先に直径が20cm近い、紅紫色の花を無数に付けているので、とにかく目立ちます。

ちょうど満開になっていたので、アップで撮ってみました。花の特徴はノビルなどと同じですね。


ノビル(Allium macrostemon)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ネギ亜科・ネギ連・ネギ属>

2012/5/16             2012/5/16             2012/5/23

ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、在来種。

日本では、北海道から沖縄まで全国で見られる。

海外では朝鮮半島から中国、台湾、ロシア、モンゴルに分布する。

草丈は30~80cmで、鱗茎は直径1~2cmの球形で、白い膜質の外皮がある。

根生葉は長さ25~30cmの線形で、中部以上では断面は三日月形になる。

花茎は中空で断面は鈍三角形になり、中部以下に数個の葉を付ける。

花期は5月~6月で、花茎の先に花序を付け、始めは薄い膜質の2個の苞に包まれ、先が尖る。

苞が開花するように開き、長い花柄がある直径は10~12mmの花が散形状に付く。

なお、花に混じって紫褐色の珠芽(むかご)が付くが、珠芽のみの場合もある。

花被片は長さ4~5mmで白色にわずかに紫色を帯び、中央に淡紫色の筋がある。

花被片には外花被片と内花被片が各々3個あり、内花被片が若干小さい。

オシベは6個あり、葯は淡紫色。子房は3室になっている。

花後、あるいは開花前から花になるはずの細胞が変化した珠芽ができるが、

これらが散布体となってポロポロ落下して繁殖する。また、分球繁殖や種子繁殖もする。

なお、鱗茎や葉は山菜として食用となり、鱗茎は生やゆがいてぬた、みそ汁の具などになる。

 

5/16 散歩コースの多摩川の河川敷では、土手に見られますが、他の草にまぎれているので見つけにくいです。

見つけたノビルでは、花は咲いておらず、いくつか蕾は見られるものの、多くはムカゴになるようです。

ノビルでは、蕾の状態からムカゴに変わってしまうものが多いそうなので、花を見るのは難しそうです。

5/23 色の付いたノビルを見かけました。どうやら全てムカゴになっているようです。

2013/5/14            2013/5/17              2013/5/27

5/14 今年は、ノビルのツボミらしきものが付いた個体を見かけました。

昨年は見られなかったノビルの花が見られるかもしれません。

5/17 ノビルの花が咲いていました。白い花弁の先端が紅紫色を帯びています。

5/27 たくさんの花が咲いているものがありました。花弁の中央に紫の線が入っています。

2013/5/27          2014/5/29            2014/5/29

5/27 今年は、ツボミを付けたノビルがあちらこちらで見られました。

この写真は特にツボミが多かった個体で、十数個のツボミが付いています。

5//29 この日、風もなかったので、その開花している所をアップで撮影できました。

白地に淡紫色の葯や花弁の中心を走る淡紫色の線状の模様が端正な感じを与えます。


スノーフレーク(Rhodohypoxis baurii)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・ガランサス連・スノーフレーク属>

ヒガンバナ科スノーフレーク属の多年草(球根植物)で、ヨーロッバ中南部が原産地。

日本には、園芸品種として移入され、庭などで栽培されているものが多い。

別名には、スズランスイセンやオオマツユキソウがある。

草丈は20~40cmで、球根は2~4cm、茎は管状。

葉は扁平で、長さは30~50cm。根際から5枚前後が立ち上がり、初夏には葉は枯れて休眠する。

花期は3月~4月で、スズランに似た6花弁の白い花付ける。花弁の先には、緑色の斑点がある。

花は下向きに咲き、長さは10~22mm。オシベは6個。

有毒植物で、葉がニラに似ていることから誤食による中毒事故が発生しており、要注意植物である。

 

2014/3/28

多摩川に行く途中の公園で、スイセンに交じって花を咲かせていました。

別名のスズランスイセンは、花がスズランに、葉がスイセンに似ていることに由来します。

日本での花期は、気候の関係で春先の3月から5月ですが、原産地では夏に咲くそうです。


キクラミネウススイセン(Narcissus cyclamineus)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・スイセン連・スイセン属>

2013/3/12          2013/3/12             2014/3/4

ヒガンバナ科スイセン属の多年草で、西ヨーロッパのポルトガル、スペインが原産地。

草丈は15~42cmで、球根は外側に膜質の薄皮があり、長さ11~22mm。

葉は2~3個付き、長さ13~35cmの線形で縁は平滑。断面は台形で、捻じれない。

花期は3月~4月初旬で、長さ13~40cmの花茎を出し、直径3~4cmの花を単生する。

花被片は黄色で、長さ15~25㎜の広披針形で反り返り、先は鈍形。

副花冠も黄色で、長さ14~20㎜の円筒形で、円鋸歯縁。

オシベは6個で、花糸は白色で葯は黄色。花柱は長さ15~20㎜で、葯からは突き出る。

ティタテイト(Narcissus cyclamineus "Tete-a-Tete")は、ミニチュアスイセンの代表品種。

強健で、逸出してよく野生化する。

 

ティタテイト(Narcissus cyclamineus ”Tete-a-Tete”)です。

多摩川に行く途中の民家の庭先で見かけました。

比較的小型のスイセンですが、鮮やかな黄色というかオレンジ色が目を引きます。


タイハイスイセン(Narcissus)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・スイセン連・スイセン属>

ヒガンバナ科スイセン属の多年草で、ラッパズイセンとクチベニスイセンの交配種を基礎とする。

一茎一花で、副花冠が花被片の3分の1以上あり、花被片より短い品種である。

なお、3分の1以下の品種は、ショウハイスイセンとなる。

草丈は30~50cmで、葉は3~4個出て、葉身は扁平。

花期は3月~4月で、花の直径は30~50mm。

花被片6個(花弁3個、萼片3個からなる)は、ほぼ同形状、同色である。

花被の中央から副花冠が伸び、副花冠の先はフレア状に、しわになる。

オシベ6個は副花冠の中ほどまで突き出て、メシベの花柱は葯より数mm前に突き出る。

 

2012/3/30

グレンファークラス(Narcissus ”Glenfarclas”)です。

多摩川に行く途中の公園で見かけました。

良く見かけるスイセンの1つですが、副花冠の形状が特徴的な大型の品種です。

2013/3/21                 2014/3/28

副花冠のフリル部のオレンジ色が印象的なグレンファークラス(Narcissus ”Glenfarclas”)です。

大きな花弁(といっても外側の3枚は萼ですが)と副花冠が印象的なスイセンです。

2014/3/28

グレンファークラスと良く似たタイハイスイセンです。

副花冠のフリル部の色が薄いオレンジ色なので分けましたが、同品種かもしれません。

2013/3/21

オレンジアイスフォーリス(Narcissus ”Orange IceFollies”)です。

黄色の大きな副花冠が特徴的な大杯スイセンです。

2014/3/28

淡い黄色みを帯びた大きな副花冠を持つタイハイスイセンです。

2013/3/21

ピンクプライド(Narcissus ”Pink Pride”)です。

フリルの付いた大きめの副花冠が特徴の、大杯スイセンです。


タゼッタスイセン(Narcissus tazetta)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・スイセン連・スイセン属>

2012/3/30                 2014/2/26

ヒガンバナ科スイセン属の多年草で、地中海沿岸が原産地。

スイセン属の原種は多数あり、品種改良が盛んである。

本種は、香りの良いフサザキスイセン(タゼッタスイセン)で、ニホンズイセンも含まれる。

日本には、室町時代以前に中国を経由して入ってきたとの説が有力である。

草丈は20~40cmで、根際から平らな線形の葉を、時計回りに捻じれるように出す。

花期は12月~4月で、花茎の先に散形花序を付け、多数の花を付ける。

副花冠は小さな杯状で、白色である。

 

2012/3/30 多摩川に行く途中の公園で見かけました。

ニホンズイセン(副花冠ははっきりした黄色)かと思ったのですが、副花冠の色が淡い黄色で異なります。

ペーパーホワイトのように純白でもないので、品種名は分かりません。

2014/2/26 今年も見事な花を咲かせていました。

大雪でかなり傷んだものが多いのですが、出遅れた花茎の花がきれいに咲いていました。

2012/4/9

ゲラニウム(Narcissus ”Geranium”)です。 多摩川に行く途中の公園で見かけました。

良く見かけるスイセンの1つですが、副花冠の形状が特徴的な大型の品種です。

2013/2/25

ニホンスイセン(Narcissus tazetta var.chinensis Roem.)です。

地中海沿岸部が原産地で、中国経由で日本に入ってきたと考えられています。

日本では、本州以南の比較的暖かい海岸近くで野生化して群生も見られます。

2013/3/1

サーウインストンチャーチル(Narcissus ”Sir Winston Churchill”)です。

八重の房咲きスイセンで、比較的新しく作出された品種です。

2013/3/8           2013/3/8            2014/3/28

2013/3/8 ペーパーホワイト(Narcissus ”Paper White”)です。

副花冠も白い品種で、清楚な感じを受けるスイセンです。

2014/3/28 今年は大雪の影響で、多くの花が被害を受けましたが、本種も例外ではありません。

花茎が雪の重みで折れてしまったものが多いのですが、それでも花を咲かせていました。

2014/2/26

グランドモナーク(Narcissus ”Grandmonarque”)です。

6枚の花被片(3枚の花弁と3枚の萼)が、細長い品種です。

大雪の影響で大半の花茎が倒れてしまっていましたが、その折れた花茎の先にたくさん花を付けていました。


キブサスイセン(Narcissus tazetta "Grand soleil d'Or")

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・スイセン連・スイセン属>

ヒガンバナ科スイセン属の多年草で、地中海沿岸が原産地。

日本には、大正時代に渡来し、よく栽培されているが、新しい類似品種も多い。

花冠が黄色、副花冠が橙色の古いタゼッタ系園芸品種で、別名はグランドソレドール。

草丈は30~45cmで、葉は4~6個出て葉身は扁平。長さは30~45cm程になる。

花期は12月~2月で、花茎は葉と同長以上で、散形花序に5~20個の花を付ける。

花は直径40mm前後で、花被片は鮮黄色で幅広の卵形。先端に微突起がある。

外花被片、内花被片が各々3個あり、半分程度が重なる。平開するが、反り返ることはない。

副花冠は杯型で平滑、黄橙色で内側にやや曲がり、縁は全縁。芳香がある。

オシベ6個(内3個が長く、3個は短い)とメシベの花柱は副花冠から突き出ることはない。

キズイセンは花がよく似ているが、葉は扁平ではなく、イグサのように細いことで区別できる。

 

2014/3/28

花弁の黄色いタゼッタスイセンの品種、グランドソレドールです。

花弁が黄色いタゼッタスイセンは、あまり見かけません。


ラッパスイセン(Narcissus pseudonarcissus L.)

<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・スイセン連・スイセン属>

2013/3/12         2014/3/28              2014/3/28

ヒガンバナ科スイセン属の多年草で、西ヨーロッパのスペインからイギリスにかけてが原産地。

一茎一花で、副花冠がラッパ状に前に付き出た品種で、副花冠が花被片以上に長い品種である。

球根は卵形で、長さ3~5cmほどで、外皮は淡褐色。

葉は3~4個出て、葉身は扁平で、長さは20~40cm程になる。

花期は3月~4月で、花序は長さが25~50cmと葉より長く、苞は淡褐色。

花の直径は30~50mmで、花被片6個(花弁3個、萼片3個からなる)は、ほぼ同形状、同色である。

花被の筒部は長さ15~20㎜で基部は急に細くなり、筒部の先で裂開した花被片はほぼ平開する。

その中央から長さ30mmほどの副花冠が伸び、副花冠の先はフレア状に、しわになる。

オシベ6個は副花冠の中ほどまで突き出て、メシベの花柱は葯より数mm前に突き出る。

 

ダッチマスター(Narcissus pseudonarcissus L.”Dutch Master ”)です。

多摩川に行く途中の公園で見かけました。

ラッパスイセンらしいラッパスイセンです。

2015/4/1

真っ白なラッパスイセン、マウントフット(MountHood)です。


シラン(Bletilla striata)

<キジカクシ目・ラン科・セッコク亜科・アレサス連・シラン属>

ラン科シラン属の宿根草で、在来種。

日本では、本州の関東以西、四国、九州などに、海外では、台湾や朝鮮半島から中国に分布する。

ただ、日本では、野生のものは準絶滅危惧種であり、公園や庭先などで見かけるものは栽培品。

草丈は30~70cmで、直径1~3cmの偽球茎は地表に連なり、毎年1つずつ増えていく。

茎は長さ数cmで、数個の長い筒状の鞘に抱かれ、葉が4~6個付く。

葉は広く開出したり茎先に束生し、長さ20~30cmの狭楕円形で、薄いが堅い。

葉の基部は狭くなって鞘になり、先は尖る表面には多くの縦筋がある。

花期は4月~5月で、長さ20~50cmの花茎を立ち上げ、3~10個の花を付ける。

苞は長さ6~20㎜の楕円状披針形で、花時には脱落していることが多い。

花は紅紫色で、長さ10~24mmの花柄と子房は捻じれ、花は上下逆さまに咲く。

萼片は長さ14~30mmの狭楕円形で、背萼片は直立し、側萼片は下方で少し斜めになる。

花弁は14~32mmと萼片より多少大きく、側花弁は左右に少し斜め上に伸びる。

唇弁は3裂し、中裂片は縁が縮れて中央に縮れるように曲がった5本の隆起線がある。

側裂片は直立してずい柱を抱き、先は鋭形。ずい柱は長さ14~20mmの円柱形で細い。

偽球茎で増えていくが、種子も発芽しやすいので、種子で増やすことも可能。

 

2013/5/16

多摩川に行く途中の道端で見かけました。

植栽された後、自然に増殖したものと思われますが、大きな株になっています。

珍しく日向でも育つランで、乾燥にも過湿にも強い強健な植物です。

2014/4/24

昨年、見かけたシランが若葉を広げ、中央から花茎を伸ばしてきていました。

まだ、苞がしっかりと包み込んでいて、ツボミなどは全く見えません。

さらに花茎を伸ばし、ツボミが開くまでには、まだ、時間がかかりそうです。

2014/5/7

2014/5/14             20142014/5/14          2014/5/20

今年、赤紫色のシランに交じって、白花のシランを見かけました。

5/7のものは、葉も斑入りのもので、普通のシランと混生していました。

5/20には、リップに赤紫色が少し残る白花のシランを見かけました。

唇に紅をさしたようで艶っぽい花です。