ツバメ科・ヒヨドリ科・メジロ科

スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目

 ウグイス上科ツバメ科(ツバメ)

 ウグイス上科ヒヨドリ科(ヒヨドリ)

 ウグイス上科メジロ科(メジロ)


ツバメ(Hirundo rustica)

<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ツバメ科・ツバメ亜科・ツバメ属>

2012/6/15                 2012/6/18

2012/6/18                 2012/6/18

ツバメ科ツバメ属に属する鳥で、渡り鳥。

北半球の広範囲に生息し、日本では沖縄以外で繁殖する。沖縄では旅鳥。

日本で繁殖するツバメは、主に台湾、フィリピン、ボルネオ島などで越冬する。

体長は17cmほどで、翼開長は32cmほどある。

体上面は光沢のある藍黒色で、喉と額が赤い。体下面は白く、胸に黒い横帯がある。

尾は長く、深く切れ込んだ二股型で、この形状をツバメにちなんで燕尾形という。

脚は短くて歩行には不向きなため、巣材を採取するとき以外、地面に降りることはほとんどない。

 

6/15 散歩コースの道を変えたのですが、その時、ツバメの営巣を久しぶりに見かけました。

雛はかなり大きくなり、額に産毛が少し残っている程度です。

6/18 今日は、親鳥が餌を持ってくるところを狙っての撮影にチャレンジです。

親が来ると雛が鳴くのでわかるのですが、それではタイミングが遅くてうまく撮れません。

それで、親が近くに現れるのを確認してからの撮影に切り替え、何枚か撮影しました。

数日で、産毛はすっかり無くなり、巣立ちが近いようです。

6/25 先週末の6/22には、まだ、巣立っていなかったのですが、今日、巣を見ると蛻のからでした。

どうやら、土日の内に巣立ってしまったようです。


ヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)

<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ヒヨドリ科・ヒヨドリ属>

ヒヨドリ科ヒヨドリ属に属する鳥で、在来種。

日本、朝鮮半島南部、台湾、中国南部等に生息している。

日本では、全国的に普通に見られる留鳥である。

体長は28cm程あり、翼開長は40cmほどになる。雌雄同色。

頭部から胴体は灰色で、頬に褐色の部分がある。頭頂部の羽毛はやや長く、冠羽となる。

翼や尾羽は灰褐色で、クチバシは黒くて、細く尖る。

ヒヨドリは、数回羽ばたいては滑空する飛び方をするため、波型の飛跡となる。

2012/4/11

近くの公園で桜が満開になり、その蜜を求めて集まってきたヒヨドリです。

あちらこちらを飛び回りながら、クチバシを伸ばして吸蜜していました。

メジロほど小さくないのですが、細いクチバシを差し込んでうまく吸っていました。

2012/4/11

これはソメイヨシノの下の水たまりに落ちた花びらです。

その中に萼筒(がくとう)から噛み切られたような花が、画面左側に見えています。

これはヒヨドリが食い散らかした後だと言われることがありますが、犯人はスズメです。

スズメは小さくてもクチバシが太いので吸蜜できず、このように根元から食い千切って蜜を吸います。

2013/1/11                2013/1/17

1/11 近くの公園の木の上でヒヨドリが周りの様子をうかがっていました。

後から考えると、この木の直ぐ近くにトウネズミモチの木があり、そこにいたのかもしれません。

1/17 多摩川への通り道にある民家の庭のナンテンの実を食べるヒヨドリです。

このナンテンの木の実も、ほとんど食べつくされていました。

餌が乏しくなるこの時期、ヒヨドリはいろいろな実を食料にしているようです。

2013/1/11                2013/1/17

上の写真は、1/11に撮ったヒヨドリの居た側にあるトウネズミモチとその6日後の姿です。

数え切れないほどあった実が、すっかり無くなってしまっています。

都内で、たわわに実ったタチバナモドキが、ヒヨドリに1日で食べつくされたのを見たことがあります。

おそらく、このトウネズミモチも同じ運命をたどったものと思われます。

少し離れた所に、この木より大きなトウネスミモチの木がありますが、同じ状態でした。

2014/2/27

この時期、満開になる紅梅の木の横を歩いていると、ヒヨドリが蜜を求めて飛んできました。

この木には、メジロがよくやって来ていたのですが、ヒヨドリは初めて見ました。

サクラは樹高があるので近づけますが、梅の木は背が低くて近づけず、撮影できていませんでした。

とっさにカメラを構えたのですが、このときは逃げませんでしたので、比較的近距離で撮影できました。

なお、サクラもそうでしたが、梅の花でも正面からクチバシを差し込んで、うまく吸っているようです。


メジロ(Zosterops japonicus)

<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・メジロ科・メジロ属>

メジロ科メジロ属に属する鳥で、在来種。

日本をはじめ、東アジアから東南アジアにかけて分布する。

日本では、全国で見られる留鳥である。

体長は12cmほどで、翼開長は18cmほどになる。

緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、目の周りの白い輪が特徴。

雑食性だが、ハナスイの別名から分かる通り、蜜が大好物である。

舌の構造もそれに適応していて、二股に分かれた舌先は筆のように細かく割れている。

下の中央には溝があり、蜜などが吸いこみやすい構造になっている。

2013/1/17

ビワの花が満開となり、その蜜を求めてメジロ、スズメ、シジュウカラ、ヒヨドリが集まっていました。

あいにく、その時はカメラを持っていなかったので、後日の撮影となりました。

この写真が後日撮影したものですが、その時にはメジロしかいませんでした。

ビワ以外に、サザンカの花も満開で、その蜜を求めてメジロが訪れていました。

2013/2/27             2013/2/27             2013/3/6

2/27 河川敷への途中の民家の紅梅が満開になり、メジロが給蜜に来ていました。

昨年は、撮影するチャンスがなかったのですが、今年はバッチリです。

ピンク系の紅梅とメジロの黄色から黄緑の色の対比がきれいに撮れました。

3/6 紅梅より一足遅く満開になった白梅ですが、やはりメジロが給蜜に訪れていました。

紅梅と比較すると、色的には地味な写真になってしまいますね。

2014/11/11

多摩川からの帰り道、道路脇の立ち木からシジュウカラの鳴き声が聞こえてきました。

振り返ると、数羽のシジュウカラが枝から枝に飛び回っていました。

写真を撮ろうとカメラを向けると飛んで行ってしまい、変わってメジロが2羽飛んできました。

それがこの2羽です。寄り添うように飛び回っていましたが、つがいなのでしょうか。

この時期に、この近辺でメジロを見かけたのは初めてです。