キク目
キク科アザミ亜科(アメリカオニアザミ)
キク科キク亜科(マメカミツレ、ヨモギ、フキ、セイタカアワダチソウ、チチコグサモドキ、
ハハコグサ、オオオナモミ、コシロノセンダングサ、ハキダメギク)
キク科タンポポ亜科(セイヨウタンポポ、ノゲシ)
アメリカオニアザミ(Cirsium vulgare)
<キク目・キク科・アザミ亜科・アザミ連・アザミ属>
キク科アザミ属の多年草で、名前に「アメリカ」が入っているが、ヨーロッパ原産の帰化植物。
紛らわしいので「セイヨウオニアザミ」と呼ばれることもある。
日本では、北海道から本州、四国に分布している。
海外では、アジア、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアに移入分布している。
葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、軍手程度では貫通する。
草丈は80~200㎝と大柄で、茎は堅く、不規則に不揃いな翼が付き、刺がある。
根生葉は羽状に深裂しロゼット状になるが、花期には無くなる。
葉の表面には細かな鋭い刺があり、葉の先端には長く鋭い刺がある。
頭花は直径が4㎝前後になり、腹数個が上向きに付く。
総苞は球形で、刺のある総苞片で覆い尽くされている。
花後、直径が数㎝になる大きな綿毛(果実に付く冠毛)が風に乗って飛散する。
2014/2/27
多摩川に行く途中の道端で見かけた、アメリカオニアザミのロゼット状根生葉です。
直径は40cm程ある巨大なロゼットで、すでにこの時期から葉の棘は鋭く、とても触る気になりません。
2013/7/11 2014/6/23
アメリカオニアザミの花は、その図体の割にはそれほど大きくありません。
ただ、花はそれほど大きくなくても、図体は巨大になります。
ロゼットの大きさから想像が付くと思いますが、よく分枝して多数の茎を立ち上げ、右のように大きく広がります。
こうなると葉の鋭い刺が邪魔で、手が付けられなくなってしまいます。
除草するなら、小さなロゼットの状態のうちに行うべきですね。
マメカミツレ(Cotula australis)
<キク目・キク科・キク亜科・キク連・マメカミツレ属>
キク科マメカミツレ属の一年草で、オーストラリア原産の帰化植物。
日本では、1940年頃に帰化が確認され、本州中部以南の都市部に分布している。
草丈は3~20cmで、茎は基部から多数分枝し、全体に白い軟毛がある。
葉は互生し、長さ2~6cmの楕円形で、2回羽状に深裂する。
花期は通年で、長さ5~10cmの花柄の先に直径3~6mmの緑色の頭花を付ける。
頭花の中ほどには数十個の両性の筒状花が付き、その周囲をメシベのみの雌性花が囲む。
なお、雌性花には花冠はない。総苞片は2~3列になる。
痩果は、雌性花由来の翼のある長さ1mm強のものと、両性花由来の翼のない1mm弱のものがある。
2012/12/26
5月に見かけたマメカミツレですが、多摩川の河川敷で小さな株を見つけました。
花かと思って写真を撮ったのですが、後で見て見ると花弁に見えたのは果実でした。
中心に見える白っぽい痩果は、両性の筒状花の結実したものです。
その周りにみえる緑っぽい痩果は、雌しべのみの雌性花が結実したもので、両側に翼が付いています。
2013/1/11 2013/1/17
多摩川に向かう道端で、マメカミツレがたくさん咲いているのに気が付きました。
以前は、ドクダミなどが生えていた場所です。
それらが除草された後、生えていたようですが、気が付きませんでした。
1/11に撮影した後、1/15に大雪で埋もれてしまっていたのですが、1/17には一部が顔を出していました。
2013/2/5
多摩川に向かう道端で、まだ、若々しいマメカミツレの株を見つけました。
しっかりと根を張り、新しい幹を地に這わせて花を付け始めていました。
ヨモギ(Artemisia indica var. maximowiczii)
<キク目・キク科・キク亜科・キク連・ヨモギ属>
キク科ヨモギ属の多年草で、在来種。
日本では本州から四国、九州に、海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
草丈は50~120cmで、地下茎を伸ばし、群生する。
地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する(アレロパシー)。
茎は直立し、紫色を帯びることが多く、白い綿毛が密生する。茎の基部はやや木質化する。
下部の葉は長さ6~12cmで、羽状に深裂し、裂片は2~4対で、縁には鋸歯がある。
上部の葉は披針形で、全縁かいくつかの切れ込みがある。葉裏には白い綿毛が密生する。
根生葉や下部の葉は、花期の頃には枯れる。
花期は9月~10月で、茎先に大きな円錐花序を出し、小さな紫褐色の頭花を下向きに多数付ける。
頭花は、直径1~2mm、長さ3㎜前後の長楕円状鐘形で、中心部に両性花、周囲に雌花がある。
両性花の花柱の先は切型、雌花の花柱の先は2裂する。オシベの先の付属体は細く尖る。
総苞片は、4列に並び、縁は乾膜質、外片は短い。
春先の若葉は特有の香りがあり、おひたしや汁物、草餅などに使用される。
また、葉の裏側に密生する綿毛を採取したものが「もぐさ」で、灸に使われる。
2013/1/29
多摩川の土手で、ヨモギが幼葉を出して、春の到来を待っていました。
これくらいの葉を摘んで作る蓬餅は絶品なんですよね。
※ 一回り大きい「オオヨモギ」とは、葉の基部に小さな葉(托葉)があるか否かで区別します。
托葉があるのがヨモギで、ないのがオオヨモギです。
フキ(Petasites japonicus)
<キク目・キク科・キク亜科・サワギク連・フキ属>
キク科・フキ属の多年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州、沖縄に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、ロシアに分布している。
なお、本州北部、北海道、千島、樺太には、フキの変種である大型のアキタブキが分布する。
草丈は25~70cmで、根茎は地中を這い、地中に枝を伸ばして、多くのひげ根を付ける。
葉は、花後に伸び出し、根出葉は長さ25~70cmの長柄がある。
葉身は、直径15~30cmの円形~腎円形で、縁には細かい歯がある。
花期は3月~5月で、葉のない頃に花茎を伸ばし、散房状に頭花を多数付ける。
花茎には、並行脈の目立つ方が多数付く。雌雄異株で、雄花茎は高さ10~25cm。
雌花茎は、高さ15~20cmで頭花を密に付けるが、花後には45~70cmに伸びる。
雄花茎の頭花は、全て両性の筒状花(不稔性)で、花冠は白色~黄白色で5裂し、ほぼ平開する。
葯は黄白色で、5個が合着して葯筒となり、根棒状の花柱が葯筒から伸びて花冠から突き出す。
雌花茎の頭花は、多数の雌性の筒状花で、花冠は白色で不規則に浅裂し、ほとんど開かない。
柱頭は花冠から細長く突き出し、先は2裂して開く。
なお、雌花茎の頭花には、雄花茎の頭花の両性花と同じ形の筒状花(花粉は出ない)が少数混じる。
痩果は、長さ3.5mm前後の円筒形で、無毛。白色の冠毛が多数付き、長さは12mm前後ある。
2013/1/30
昨年から生い茂っていたフキですが、年を越しても霜の下りない所は元気です。
とはいっても、葉はまばらになって来ています。
2013/2/8
落ち葉の堆積所にもなっているところですが、早くもフキノトウが顔を出しています。
上記の場所のすぐ近くですが、日当たりが良いこともあって、ワンテンポ早いようです。
セイタカアワダチソウ(Solidago canadensis var. scabra)
<キク目・キク科・キク亜科・シオン連・アキノキリンソウ属>
2012/10/5 2012/10/16
キク科アキノキリンソウ属の多年草で、北米原産の帰化植物。
日本では、北海道から四国、九州まで全国に広く分布する。
日本以外でも、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどに帰化している。
草丈は50~200cmで、地下茎で横に広がり、そこから茎を真っ直ぐに立ち上げる。茎等には短毛が密生する。
葉は互生し、長さ5~15㎝の披針形で、先が尖り、縁には細かい鋸歯がある。
花期は10月~11月で、茎頂に長さ10~50㎝ほどの大型の円錐花序を出す。
頭花は、直径5㎜前後で、黄色い。その頭花を枝の上面側に多数、偏って付ける。
中心の筒状花は4個前後で、それを取り巻く舌状花は雌性で10個前後あり、舌状部は長さ3㎜程で細い。
一時期、日本各地で群生して繁茂し、害草として問題となった。
本種は、根から化学物質を出して、周囲の植物の成長を阻害する(アレロパシー)。
その化学物質が、年を経ると自身をも抑制することとなり、現在では群生は減って来ている。
※ 時折、同時期に増えた帰化植物のブタクサと間違われることがあるが、全くの別種。
2012/10/5,16
帰化植物として有名な野草ですが、当初は切り花用の観賞植物として導入されたそうです。
一時期、ススキなどを駆逐して大繁殖した事がありますが、現在ではその勢いも衰えてきているそうです。
とはいっても、秋にはあちらこちらでよく見かける花ではあります。
2012/12/27
花期が11月には終わるセイタカアワダチソウですが、まだ、ツボミもあり、咲き残っていました。
このまま年を越して、もうしばらくは花が見られそうです。
チチコグサモドキ(Gamochaeta pensylvanicum)
<キク目・キク科・キク亜科・ハハコグサ連・ウスベニチチコグサ属>
キク科ウスベニチチコグサ属の越年草で、大正末から昭和初期に渡来した北アメリカ原産の帰化植物。
以前はハハコグサ属とされていたが、ウスベニチチコグサ属として分けるようになった。
日本では北海道から本州、四国、九州と全国に広がっており、道端などでよく見かける。
また、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアにも移入分布する。
草丈は10~50cmで、茎は直立し、緩くクモの巣状の綿毛がある。
根生葉はロゼットとなって越冬し、開花期には枯れてしまう。
茎葉は互生し、長さが2~7cmで葉幅が広いへら型で、緩く綿毛に覆われている。
花期は4月~9月で、花序は長さ1~12cmの穂状になり、葉腋に頭花の固まりが付く。
総包は長さ3~5mmの卵形で先が急に細くなり、長い綿毛に被われる。
総包片は3~4列に付き,外総苞片は三角状で先が尖り、内総苞片よりも短い。
内総苞片は楕円形で先は鈍頭。上部は淡褐色を帯びることが多い。
普通、雌花は先が紫色を帯び、中心の3~4個の両性花は、同じく先が紫色を帯びる。
痩果は長さ0.5mmで、表面に乳頭状突起があり、冠毛は1列に付いて基部が合着する。
2012/12/27
多摩川に向かう道路脇で、ハハコグサに交じって生えていました。
時期的には、季節外れ(本来の花期は5月~9月)ですね。まだ、つぼみも付いています。
暖地では通年で開花するそうですが、都市部に近いこの辺りもその範疇なのかもしれませんね。
花は筒状花のみで、舌状花はなく、ごく小さくて茶色い頭花でもあるので、極めて地味です。
そのため、撮り損ねていたのですが、たまたま、見かけて撮影したものです。
2013/2/5
多摩川に向かう道路脇で、越年して咲き続けています。
もちろん、花が終わってしまったものもありますが、新しい花序を伸ばして花を付けているものがあります。
さらに、昨秋に発芽してロゼット状に根生葉を広げている若い株もあります。
ハハコグサ(Pseudognaphalium affine)
<キク目・キク科・キク亜科・ハハコグサ連・ハハコグサ属>
キク科ハハコグサ属の越年草で、在来種。
ハハコグサ属が「Gnaphalium」から「Pseudognaphalium」に変更され、学名も変わった。
日本では全国に広がっており、道端などでよく見かける。
海外では、中国からインドシナ、マレーシア、インドにまで分布している。
草丈は10~30cmほどで、秋に芽生えて、ロゼットで越冬し、翌春に茎を伸ばす。
葉は互生し、細いへら型。葉と茎には白い綿毛が生える。なお、根生葉は花期には枯れる。
花期は4月~6月で、茎先は細かく分枝し、その先に黄色い頭花を多数つける。
頭花は、両性花の周りに細い雌花があり、花柱は花冠より短い。総苞片は淡黄色。
春の七草の1つ、「御形(オギョウあるいはゴギョウ)」であり、若い茎葉を使う。
2012/5/9
春になると、そこここの道端などでよく見かけるようになる黄色い花です。
花は小さいのですが、チチコグサと異なり、花が黄色いので、小さな花でも目に付きます。
2012/12/27
多摩川に向かう道路脇で、季節外れ(本来の花期は4月~6月)の花を咲かせていました。
小さな株で、草丈も十数cmと小さいのですが、数株、花を咲かせていました。
さすがに、春に見かけるような鮮やかさはないですね。
2013/1/29 2013/2/7
多摩川に向かう道路脇で、越年して、花を咲かせた株がありました。
寒さで傷んだ花もなく、綺麗な黄色い花を咲かせていました。
12月に見かけたものよりも、花の黄色味はいく分鮮やかになっている気がします。
オオオナモミ(Xanthium occidentale)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・オナモミ属>
キク科オナモミ属の1年草で、北アメリカが原産地の帰化植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に広く分布する。
日本以外では、南アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、アジアにも移入分布している。
雌雄同株で、花序の先にボンボリ状の雄頭花を多数付け、その基部に雌頭花が集まって付く。
雄花は筒状花で、合着したオシベの花糸(淡灰色)を突き出す。
雌頭花の総苞片は合着し、その壺状の中に雌花が2個入っている。
雌花は、花柱だけを総苞の2本の嘴の先から外に突き出る。
茎は良く分枝し、赤みを帯びることが多い。葉は3~5裂し、縁に不規則な鋸歯がある。
果苞(雌花の総苞が肥大して2個の果実を包み込んだもの)は、鉤状の刺が密に生える。
イガオナモミは、棘に多くの毛が生えているが、オオオナモミにはない。
また、イガオナモミの果苞は30mm程あるが、一回り小さく20~25mm程である。
2013/2/5
多摩川の川縁で、立ち枯れているオオオナモミに出会いました。
すっかり枯れてしまっているので、オナモミかオオオナモミか判別できません。
ただ、最近はオナモミが絶滅危惧II類(VU)になるほど減り、なかなか見られないようなので、
ここでは、とりあえずオオオナモミとしました。
※ 翌年、同じ場所でオオオナモミが咲いているのを確認しました。
コシロノセンダングサ(Bidens pilosa var. minor)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・センダイグサ属>
キク科センダングサ属の1年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、本州中部以西に広く帰化しており、世界の熱帯に広く分布する。
コセンダングサの変種で、頭花にコセンダングサに無い白い舌状花があるのが特徴。
草丈は50~110cmで、茎には4稜があり、短毛がある。
葉は下部では対生し、上部では互生となる。
中部の葉は長さ12~19cmあり、3全裂~羽状に全裂する。
葉の両面には基部が膨らんだ毛があり、縁にも短毛がある。
花期は9月~11月で、上部の枝先に頭花を付け、4~7個の白い舌状花がある。
両性の筒状花の花冠は5裂する。総苞片はへら形で先が尖り、7~8個が1列に並ぶ。
痩果は平たい線形で、4稜があり、先端に下向きの刺のある冠毛が3~4個ある。
2012/12/9
多摩川の川縁で見かけたコシロノセンダングサです。
元々、花期は9月~11月と遅くまで咲きますが、この時期になっても、白い花をたくさん咲かせていました。
いろいろな野草が生い茂っている場所ですが、他の野草が枯れて、一際目立つようになりました。
ハキダメギク(Galinosoga ciliata)
<キク目・キク科・キク亜科・メナモミ連・コゴメギク属>
キク科コゴメギク属の1年草で、メキシコ原産の帰化植物。
和名は、牧野富太郎博士が東京世田谷のはきだめで見つけた事に由来するとか。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に定着している。
海外でも、南アメリカやヨーロッパ、アフリカ、アジアと広範囲に帰化し、分布している。
茎は、根元から2つに分枝する事を繰り返し、高さ15~60cmになる。
葉は対生し、卵形~卵状被針形で、波状の浅い鋸歯がある。茎や葉など全体に軟毛がある。
花期は6月~11月で、上部の枝先に、直径5㎜ほどの小さな頭花を1個付ける。
頭花の周りには、白い舌状花が普通は5個並び、その内側に多数の黄色い筒状花が付く。
総苞は半球状で、総苞片と花柄には腺毛がある。冠毛は薄い鱗片状で、縁が羽毛状に裂け、先が尖る。
2012/6/25
多摩川の散歩コースに行く途中の道端などで、よく見かけたハキダメギクです。
花期に入ったばかりなので、花も葉も生き生きとした瑞々しさを見せています。
2012/12/27
本来の花期は6月~11月ですが、まだ、しっかりと花を咲かせています。
とはいっても、さすがにくたびれて葉は傷み、色も褪せてきています。
セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・タンポポ属>
2012/4/24 2010/5/28
キク科・タンポポ属の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本以外にも北アメリカ、南アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、インドに移入している。
環境省指定要注意外来生物で、侵略的外来種ワースト100に入っている要注意植物である。
日本では、北海道から九州まで、全国に広がっている。
従来、日本の在来種との区別点は、外側の総苞が反る点とされていた。
しかし、近年、在来種との雑種が確認され、在来種の特徴を持つものも報告されている。
そのため、外側の総苞が反る点だけでは区別できず、その識別は困難になっている。
日本でいうセイヨウタンポポには複数の種が含まれている可能性が高く、外来タンポポ群として扱われることが多い。
草丈は15~45cmで、葉の変異は大きく、深裂するものから浅裂のものまである。
花期は3月~11月で、頭花の直径は35~50mm。舌状花は40~100個ある。
総苞外片は12~18個で、長さは5~8㎜。90°以上に反り返り、先に瘤状の突起がある。
総苞内片は、痩果が完熟するまでは直立して先が尖り、濃緑色をしている。
2012/4/24,2010/5/28
春の早い時期から咲きだし、晩秋まで咲いていて、色や大きさから遠目でもよく目立ちます。
春だけに咲くカントウタンポポなどの在来種との花期の違いが大きいですね。
多摩川の河原でも途中の道路脇などでも、見かけるのは本種ばかりで、ほぼ独占状態です。
2012/12/26
3月~11月と非常に花期の長いセイヨウタンポポですが、この時期でも、まだ咲いていました。
河川敷の枯れ草などの中に所々で花を咲かせています。
写真のセイヨウタンポポは、ギシギシの葉に埋もれるように花を咲かせていました。
ノゲシ(Sonchus oleraceus)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・ノゲシ属>
キク科ノゲシ属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本では、全国的に道端や畑などに自生する。また、世界各地にも広く分布する。
名前にケシが入っているのは、葉の形がケシに似ていることに由来する。
草丈は50~150㎝になり、茎は中空で、多数の稜がある。
葉は柔らかく、刺はあまり硬くない。羽状に切れ込み不規則な鋸歯がある。
上部の葉の基部は、両側が尖って角状に突き出し茎を抱く。下部の葉では付き出ないことが多い。
花期は4月~10月で、頭花は黄色で直径2cmほどあり、多数の舌状花のみからなる(筒状花は無い)。
総苞は長さ10㎜強で、花柄と総苞にはしばしば腺毛があり、粘る。
花のあと総苞の下部はふくれ、痩果が熟すとそり返る。
2012/4/6
多摩川の河原といっても、土手の道の際などで見かけるだけで、川の近くでは見かけません。
早春から咲き出すので、別名にはハルノノゲシがあります。
2012/12/26
多摩川の川縁近くの木の陰で、黄色い花を咲かせていました。
本来の花期は、3月~10月なので、ちょっと時期外れですが、まだ、しっかりとしていました。
2013/2/1
多摩川の川縁近くの木の陰で、昨年から咲いていたノゲシです。
花が終わって綿毛になって物もありますが、しっかりとまだ花を咲かせています。
2013/2/5
多摩川への道路脇の空き地で、ノゲシが春を待っていました。
まだ、根生葉がロゼット状に広がっているだけで、花茎が伸び出す時を待っているようです。
2013/2/22
多摩川の川縁近くの木の陰で、花を咲かせ続けているノゲシです。
さすがに、葉は少し痛んできましたが、まだ、花はしっかりと咲かせ続けています。
2014/2/26
多摩川への道路脇で見かけたノゲシです。
根生葉がロゼット状に広がり、その中央から花茎を伸ばし始めたばかりです。
その花茎についている花の1つが、開花していました。
その花の下に隠れるようにツボミがたくさん付いています。
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