クイナ科・サギ科・カラス科・モズ科

ツル目

 クイナ科(オオバン、バン)

ペリカン目

 サギ科(アオサギ、ダイサギ、アマサギ、コサギ)

スズメ目・スズメ亜目

 カラス上科カラス科(ハシボソガラス、ハシブトガラス)

 カラス上科モズ科(モズ)


オオバン(Fulica atra)

<ツル目・クイナ科・クイナ亜科・オオバン属>

2012/3/14             2012/3/22             2012/4/4

日本も含め、アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、ヨーロッパの一部と広範囲に分布する。

日本では、夏季に北海道、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する。

体長は35cm前後、翼開長は70cmを超える。虹彩は赤褐色で、クチバシは白く、白い額板が特徴。

頭部から首にかけては黒く、頭頂や首の後には光沢がある。

体上面は青味がかった灰色、下面は暗灰色で、下尾筒は黒く、尾羽は黒褐色。

 

3/14 今日は、8羽で群れて採餌しているのを確認できました。

2/28に1羽だけ見かけたのですが、1羽だけではなかったようです。

3/22 採餌のために潜水する直前のショットです。少し体を持ち上げ気味に浮かした後、一気に潜って行きます。

この潜り方は、潜水ガモ(キンクロハジロなど)の潜り方と同じです。

4/4 今日は比較的近くに来ていたので、アップで撮れました。白い額板がよく見えています。

2013/3/14             2013/3/15             2013/3/15

3/14 今シーズンは、12月から姿を見せていたオオバンですが、昨シーズンの倍くらいに増えました。

多い時には、20羽ほどで群れをつくり、採餌していました。

写真に写っているのは10羽ですが、左奥の方に同じような群れがいます。

なお、写真の上の方を飛んでいるのは、ヒドリガモの群れです。

3/15 この日は、10羽ほどが中州でヒドリガモに交じって羽繕いしていました。

右端の写真は、何かに驚いたのか、一斉に10mほど飛んだ所です。

2013/12/25               2014/1/20

12/25 若いオオバンでしょうか、体色が右のものより暗褐色で灰色っぽく、額板も小さいです。

1/20 近くに泳いできたのでアップで撮ったものですが、体色が暗褐色で額板も小さな個体です。

2013/12/26

今年は、オオバンの個体数もぐっと増えて、数十羽の群れになっています。

昨年には無かったことですが、今年は、人がいないと岸に上がって、草を盛んに啄んでいました。

この日、たまたま、川岸の大きな木の陰にいた時、直ぐ近くの川岸にオオバンがひょっこりと顔を出しました。

続いて、もう1羽がやって来て、一緒に草を啄み始めました。

写真を撮っていたら気付かれて、逃げられましたが、10m以内の距離で撮影できたのは初めてです。

2014/1/29

この日、オオバンが数十羽で岸に上がり、盛んに草を啄んでいました。

川縁の斜面に上がっているのはたまに見かけますが、上まで上がっているのを見るのは初めてです。

写真を撮ろうと、そっと近づいたのですが、気付かれて飛び立たれてしまいました。

そのため、飛翔している所ばかりになってしまいました。

2014/12/01

多摩川の川縁を散歩中、草陰から突然オオバンが飛び立っていきました。

川岸の上から川面へのダイブの撮影は前述のようにできましたが、水面からの飛翔の撮影は初めてです。

水面を足で蹴りながら飛び立っていくところはカワウと似ていますが、助走距離は長いようです。

その助走も、お世辞にも格好良いとは言い難いですね。

2015/3/5

オオバンも飛び立つときも格好良いとは言い難いですが、着水時はもっと不格好なことになります。

着水後、バウンドしてつんのめるように、前のめりになります。減速が十分ではないのでしょう。

上の写真は、その様子を横と後から撮ったものです。

2015/3/5

今年は、オオバンも大所帯となり、この写真のように写野に収まりきれないほどになりました。


バン(Gallinula chloropus)

<ツル目・クイナ科・クイナ亜科・バン属>

クイナ科バン属に属する鳥で、在来種。

日本では、北海道、本州北部では夏鳥、それより南では夏鳥あるいは留鳥。

オーストラリア区を除く世界中の温帯から熱帯に広く繁殖分布する。

体長は35cm前後で、翼開長は52cm前後。

成鳥は、体が黒い羽毛で覆われるが、背中はいくらか緑色を帯びる。

額には額板があり、繁殖期には額板とくちばしの根もとが赤くなる。足と足指は黄色くて長い。

幼鳥はからだの羽毛がうすい褐色で、額板も小さい。

2013/12/9

数日前、オオバンの群れに、褐色に白い羽が混じり、尾部の羽が白い見慣れない鳥が混じっていました。

今日、その鳥が比較的近くで、オオバンやヒドリガモに交じって泳いでいました。

そのため、体色や模様などがはっきりし、バンの幼鳥と分かりました。

バンの成鳥は見たことがないのに、幼鳥がいるということは、どこかに成鳥もいるのかもしれません。

2013/12/9

オオバンやヒドリガモとのツーショットです。

バンの幼鳥が、オオバンやヒドリガモのメスと比較すると、かなり小さいことが分かります。


アオサギ(Ardea cinerea)

<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・アオサギ属>

2012/3/16             2012/6/15              2012/7/9

サギ科アオサギ属に属する鳥で、在来種。

日本も含め、フリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア西部、

フィリピン北部、マダガスカルに分布している。

日本では、北海道では夏鳥、九州では冬鳥で、本州では留鳥になる。

日本では最も大きなサギで、全長は88~98cmに達する。翼開長は150~170cmになる。

正面から見ると白く見えるが、横や後ろからは青味がかった灰色にみえる。

成鳥の首の部分は白く、頭部の黒い冠羽が良く目立つ。

背には灰色の羽毛が伸長し、下面は白い羽毛で覆われ、胸部の羽毛も伸長する。

雨覆の色彩は灰色で、初列雨覆や風切羽上面の色彩は黒い。

 

3/16 いつも向こう岸近くにいて、遠くて撮影できなかったのですが、今日は中州の流木にたたずんでいました。

6/15 今日も、河原にアオサギ、コサギ、ダイサギがそろい踏みです。

f1200mm/F13の新しい撮影系が使えるようになり、ピントが甘めですが、遠くも撮ることができました。

7/9 しばらく姿を見せていなかったアオサギが、姿を見せ、ゆったりと飛んで行きました。

2012/11/29

普段、見かけるときは1羽の場合が多いのですが、この日は、珍しくアオサギが3羽いました。

採餌のためにあちこちに移動し、飛び回っていましたが、近くに集まることもありました。

2013/4/17             2013/9/4            2013/9/4

4/17 しばらく見かけなかったアオサギですが、今日、川の方から民家方向に飛んで行きました。

アオサギがこちらの岸側に飛来するのを始めてみました。

9/4 今日は、アオサギが3羽来ていました。そのうちの2羽が、絡み合っていました。

寄っては離れ、離れてはまたちょっかいを出すといった感じです。

2匹は、オスとメス、オス同士? どういった関係なのでしょうか?

2013/9/9

今日、初めてアオサギが魚をとって食べている所を見かけました。

アオサギは、魚を取るのが苦手と聞いていますが、かなり大きな魚です。

器用に魚を頭の方から飲み込めるように銜え直し、最後に水を飲んでいました。

まだ、首の途中に魚が残っていて、ぷっくりと膨らんでいるのが分かります。

2013/12/18

中州付近に、アオサギがたたずんでいましたが、突然、妙な動きをしたので、連写しました。

後で、写真を見て左側からタカ系の鳥が近づいてきたのに反応したものと分かりました。

最後の写真はそれを拡大したものですが、大きく口を開け、威嚇しています。

この後、何事もなかったように着水していましたので、通り過ぎただけのようです。

なお、後ろ姿しか写っていないのですが、タカ系の鳥は、ツミではないかと思っています。

2014/9/8

多摩川の河川敷で、川縁を歩いていると、川の方からギャーギャーと騒がしい声が聞こえてきました。

茂みの間からアオサギをカワウが追いかけているのが見えました。

反転して川下の方へギャーギャーと飛んで行ったのですが、再度、近づいてきました。

そこで、少し開けた所から、追いかけっこをしている2羽を待ち構えて撮影しました。

写真を見て、アオサギが魚をくわえており、それをカワウが追いかけていた事が分かりました。

少し前に、獲物を狙っているアオサギと、その側でカワウを見たのですが、どうも、その2羽のようです。

想像でしかありませんが、アオサギが獲物を取ったのを見て、横取りされたと思ったのではないでしょうか。

別の日に、獲物を掴んだミサゴを追いかけているカワウを見たことがあり、カワウの貪欲さには感心します。

撮影後、川上の方へ飛んで行ったきり、戻ってはきませんでした。どうなった事やら。


ダイサギ(Ardea alba)

<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・アオサギ属

サギ科アオサギ属に属する鳥で、渡り鳥。

熱帯、温帯に分布し、世界中で見られる。なお、温帯に生息するものは冬には熱帯方面へ移動する。

日本では、亜種チュウダイサギが夏鳥として、亜種オオダイサギが冬鳥として観測される。

そのため、渡り鳥ではあるが、年中観測される。

日本でシラサギ(全身が白いサギの総称)と呼ばれるサギ類の1種。

全長90cmほどになる大型のサギで、脚と首がかなり長いのに加え、くちばしも長い。

夏羽時にはくちばしは黒いが、冬羽時には黄色くなる。脚は、全体に黒い。

なお、夏羽時には目の周りも黄色から緑色に変わるが、婚姻色とされている。

2012/4/25

ダイサギを確認できたのは久しぶりです。

採餌中はよくわからなかったのですが、飛び立った時の足指の色で確認できました。

なお、夏羽に変わる最中のようで、左端の個体はクチバシは黒いが、眼の周りはまだ黄色です。

右端の個体は、クチバシも黄色い部分が多く残って、冬羽に近い状態です。

2012/4/25             2012/4/25             2012/6/15

4/25 今日はダイサギが数羽集まっていました。左の写真は、手前の1羽がコサギで、他はダイサギです。

2羽が戯れるように動き回っていました。

6/15 今日も、河原にアオサギ、コサギ、ダイサギがそろい踏みです。

今日は、f1200mm/F13の新しい撮影系が使えるようになり、ダイサギをアップで撮ることができました。

最後の写真がそうですが、口ばしが黒い夏羽に変わり、首の長さがよくわかります。

また、眼先の色がきれいな緑色になっていますが、これは婚姻色です。

同じ鳥とは思えないダイサギのクチバシと目先の色の変化です。

通常は、右側のような黄色っぽい色をしていますが、繁殖期には左のような婚姻色に変わります。

2013/11/6             2013/12/6             2013/12/6

11/6 ずいぶん久しぶりにダイサギをみかけました。首をすぼめて休息中のようです。

直ぐ側にアオサギがいて、ほぼ同じ体格だということが分かります。

12/6 1ヶ月ぶりに見かけたダイサギです。飛翔姿はとてもスレンダーです。

この日は、コサギが近くに飛んで来ていましたが、とても小さく見えてしまいます。

2014/3/31

この日、中州の浅くなっている所で、ダイサギが魚を取る所が撮れました。

取る瞬間はあっという間なので、なかなかそのタイミングでの撮影チャンスはないのですが、うまく撮れました。

魚が小さかったので、写真写りはあまり良くないのが、ちょっと残念な所です。


アマサギ(Bubulcus ibis)

<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・アマサギ属

サギ科アマサギ属に属する鳥で、渡り鳥。

アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部~インドネシア、オーストラリア方面まで見られる。

日本では、夏鳥として飛来する。

全長は50cm前後で、翼開長は90cmほどになる。クチバシは短く、黄色い。

夏羽では、頭部から首、胴の上面がオレンジ色の羽毛で覆われる。

冬羽のときには真っ白になるので、シラサギ(全身が白いサギの総称)に入れられることもある。

2012/6/8

今日は、河原にアオサギ、コサギ、ダイサギがそろい踏みしていましたが、少し離れたところにカワウがいました。

そのカワウのすぐ近くに橙色の物が見え、全く動かないのでゴミかと思ったのですが、それがアマサギでした。

遠くて、よく見えなかったのですが、ときどき橙色の部分が動くのと、全体の形がサギに似ていることが確認できました。

それで、アマサギと判断したわけですが、カメラを持っていなかったため、写真はありません。

その後、写真を撮りたいと思っていたのですが、この日以降、姿を見せません。


コサギ(Egretta garzetta)

<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・コサギ属

サギ科コサギ属に属する鳥で、在来種。

熱帯、温帯に分布し、アフリカ、アジアで見られる。

なお、温帯に生息するものは冬には熱帯方面へ移動する。

日本では、本州から九州までの各地に分布する。

日本でシラサギ(全身が白いサギの総称)と呼ばれるサギ類の1種。

全長は60cm程と小柄なサギで、足の指が黄色いことが特徴。

脚、首、くちばしは長いが、ダイサギほどではない。

夏羽になると、頭部に2本の長い冠羽が見られるようになる。

また、背の飾り羽は、羽先が巻き上がる点が、ダイサギやチュウサギとは異なる。

足指に婚姻色が見られ、つがい形成期から繁殖期の前半にかけて、指の色が黄色から桃色に変わる。

2012/3/14

いつもは対岸や中州にいるので、撮影チャンスがなかったのですが、今日はこちら岸にいました。

葦の陰から10m程の距離で撮影できたので、2本の長い冠羽もよく写っています。

こちらに気づいて飛び立ったのですが、それもバッチリ撮影できました。

2012/6/15             2012/7/10             2012/7/17

6/15 今日は、河原にアオサギ、コサギ、ダイサギがそろい踏みです。

今日は、f1200mm/F13の新しい撮影系が使えるようになり、遠くのコサギを撮ることができました。

干潮で中洲が露出し、あちこちに流れの速い浅瀬ができ、小魚がたくさんいるらしくて、盛んに魚を取っていました。

コサギの影が、川面に映ると水面が一瞬ざわついていましたので、かなりの数の小魚がいるようでした。

その1ショットですが、ちょうど後ろにフワッと飛び下がるところです。

7/10 こちらは、数m前に移動するところです。普通に飛び立つときと大差ない動きです。

7/17 こちらは、サイドステップです。向かって左側に少し移動するとき、片方の翼と脚を動かします。

 

コサギが魚を取るときには、翼を巧みに操って、前後左右に細かく動きます。

その翼の動かし方やその際の脚の動きが、ステップを踏み、ダンスを踊っているように見えます。

また、多摩川では見られませんが、魚が少なく、石がごろごろしているような場所での魚取りは、実に巧みです。

石に近づくと、脚を石の下辺りに入れて、ブルブルと震わせ、魚を追い出します。

驚いて飛び出してきた小魚を、クチバシを突っ込んで捕獲します。

町田市と相模原市の境を流れる境川は川幅がないので、このような動きを近くで観察できます。

2012/7/17              2013/3/12              2013/3/12

7/17 盛んに口ばしを川面に突っ込んでも、獲物を捕獲できるのは稀なようです。

この日、1羽が魚を取るのに成功しました。それを口にくわえているところです。

3/12 この日は、じっと動かず、魚が近づいて来るのを待って取る作戦のようです。

何度か、チャレンジしていましたが、残念ながら取った所は見られませんでした。

風が結構あったので、風下を向くと2本の冠羽や飾り羽が逆立って、よく目立ちます。


ハシボソガラス(Corvus corone)

<スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・カラス科・カラス属>

2012/3/12                 2012/4/9

カラス科カラス属に属する鳥で、在来種。

ユーラシア大陸の東部や西部に生息する。

日本では、全国的に見られ、開けた河川敷や農耕地に多い留鳥である。

体長は50cmほどで、全身が光沢のある黒色で、雌雄同色。

皮膚に近い所には、短く白い柔らかな羽毛があり、寒さに強い。皮膚は暗灰色。

クチバシが細く、上クチバシの曲がりが少ないのと、額の出っ張りが小さいのが特徴である。

また、体を上下にしゃくるようにしてガアガアと濁った声で鳴くのも特徴。

 

3/12 木に止まっていたハシボソガラスが、川の方へ飛び立ったところをうまく撮れました。

4/9 上空をトビを追いかけて上昇中のハシボソガラスです。

この後、2匹でちょっかいを出しながらかなり上空まで追いかけていました。

トビとカラスは仲が悪い組み合わせの代表格みたいなもので、カラスがトビを追いかけるのをよく見かけます。

2012/6/1

河原で日向ぼっこをしているハシボソガラスに遭遇しました。

最初に見たとき、怪我でもして動けなくなっているのかと思ってしまいました。

なんともユーモラスな格好ですね。気になって近づいたら、パッと逃げられました。

で、飛び上がったところを追っかけてパチリ。

2013/2/7

河川敷の木の杭の上にハシボソガラスが止まっていました。

何の気なしにカメラを向けたとき、不意に飛び立っていきました。

思わず連写してしまいましたが、飛び立つときの動作がよく分かります。

2013/3/4

河川敷の木の上に昨年の巣が残っていたのですが、それを下見していました。

金属のハンガーや木の枝などを利用して巣は作られています。

葉が茂ると見えなくなってしまいますが、今の時期はよく見えます。

 

自宅近くで、電柱の上に金属ハンガーなどで作られた巣を見かけ、東電に電話したことがあります。

このときは、卵を産む前で除去できたのですが、卵があると巣立つまで手が付けられないそうです。

2013/7/12

撮影した時は、何羽かのハシボソガラスがふざけ合っているのかと思っていました。

後で、写真をよく見ると、口移しで餌を渡しているところと分かりました。

2羽のヒナ鳥(といっても成鳥と変わりませんが)に、2羽の親が餌を運んできたようです。

この下は、河川敷のゴルフ場の利用者が、毎日のように通る場所なのですが、双方、気にしていないようです。


ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)

<スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・カラス科・カラス属>

カラス科カラス属に属する鳥で、在来種。

ユーラシア大陸の東部に生息する。

日本ではほぼ全国に生息する留鳥で、都市部で見らるのはハシブトガラスが多い。

体長は56cmほどで、翼開長は1mになる。全身が光沢のある黒色で、雌雄同色。

クチバシが太く、上クチバシが大きく曲がっていることと、額が大きく出っ張るのが特徴。

ハシボソガラスと異なり、カアカアと澄んだ声で鳴き、鳴くときに体を上下に動かすことはしない。

河川敷で見かけるのはハシボソガラスが多く、ハシブトガラスはあまり見かけることはない。

逆に、住宅街などではハシブトガラスが多く、ハシボソガラスはあまりみかけない。

2012/4/10

中州で魚を食べていたセグロカモメに、横取りしようと近くに降り立つ寸前のショットです。

この後、一旦、横取りしたのですが、セグロカモメに取り返されていました。

この角度からでは判別できませんが、魚を横取りしようとしているときに、頭の形で判断できました。

2014/1/30

多摩川の河川敷で、ハシブトガラスが2羽、木の枝で遊んでいました。

河川敷では、なかなか近づけさせてくれず、撮影できなかったのですが、この日は近づけました。

遊びに夢中になって、警戒が少し緩くなっていたのでしょうか。

なお、50m程離れた木やその近辺には、下記のように20羽ほどのハシブトガラス集まっていました。

2014/1/30

対岸で、ハシボソガラス(ハシブトガラス?)が集まっているのは、ときどき見かけました。

それが今日はどうしたことか、こちら側の川縁にある木とその周辺に集まっていました。

おおよそ20羽が、木に止まったり、河川敷の上を歩き回っています。

最初、河川敷なのでハシボソガラスだと思っていたのですが、後で確認するとハシブトガラスでした。

集会を開いている訳ではないでしょうが、何をしているのでしょう?

これだけ集まっていると、ちょっと近づきがたいですね。


モズ(Lanius bucephalus)

<スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・モズ科・モズ属

モズ科モズ属に属する鳥で、在来種。

日本、朝鮮半島、中華人民共和国、ロシア南東部に分布している。

日本では、北海道から本州、四国、九州とほぼ全国に分布している。

体長は20cmほどで、オスは頭頂から首にかけてがオレンジ色で、体上面の羽衣は青配色。

体側面の羽衣は淡褐色で、初列風切羽基部に白斑がある。過眼線は黒く、上部に眉状の模様がある。

メスは、頭頂から首の後、体上面は褐色で、体下面は淡褐色の羽衣で、褐色の横縞が入る。

モズの仲間は、捕らえた獲物を枝に刺したり、枝に挟むなどの習性がある。

これが「モズのはやにえ」で、秋に頻繁に作られることが知られている。

2012/1/15

だいだい色のお腹で、丸々とした印象。

河原で数回見かけましたが、3月以降は見かけなくなりました。

2013/2/22             2013/2/22             2013/3/4

2/22 今年、河川敷でモズを確認したのは、1/21でした。

それ以降も、時折見かけましたが、写真で捉える事ができたのは、今日が初めてです。

あまり遠くまで逃げませんが、近づくと直ぐに逃げるので、これ以上のアップの写真は撮れませんでした。

3/4 今日も、河川敷でモズを確認しました。

相変わらず、用心深くて、近づけさせてくれません。

2013/12/16

春以来見かけなくなっていたモズですが、また、戻ってきたようです。

相変わらず用心深くて、近づくのに苦労させられますが、比較的近くで撮影できました。

腹部のだいだい色が、青空に映えて、良い色合いに写ってくれました。

2014/1/9

川縁の枝に止まっているモズに気が付き、そっと近づいて撮影しました。

モズの背面の色合いや、翅の模様などがよく見えています。